1文字俳句大賞
お疲れ様です。
2020年、早くも夏を迎えたのではと思えるほどの日が続いていますが皆様いかがお過ごしでしょうか?今年は暗いニュースが多く、気が滅入ってしまいますよね。
そんな中、明るいニュースが飛び込んできました。
今年も毎年恒例の『1文字俳句大賞』が無事に発表されました。
この大賞は毎年5月1日~5月10日まで募集され、毎年2000万通以上の応募があると言われています。
実は僕、過去8年連続大賞をとっている為、
今年からは審査員としてこの賞に参加させていただきました。
結果は明日の朝刊に乗る予定ですが、今日は特別にいち早くこのブログで発表させていただきます。審査員として、簡単な講評もしていきますので皆様よろしくお願い致します。
【佳作】
・と
和歌山県 橋爪 拓也 60歳
いきなり素晴らしいですね。
この句は初孫を初めて抱いた日のことを想って詠んだ作品だそうです。
「と」と言う文字からその喜びがひしひしと伝わってきますね。
ただ一点変えるようであれば「と」を「り」に変えるとさらに臨場感が生まれるでしょう。
【銀賞】
・が
宮崎県 桜木 加奈子 28歳
20代の方の句とは思えませんね。
もちろん良い意味です!
この句はプレステ3でプレステ1のゲームができる事を知った衝撃を詠んだ作品だそうです。
深いですね。ある程度人生経験を積まないとここまでの句は中々詠めないでしょう。
ただ一点変えるようであれば「が」を「り」に変えるとさらに深みが生まれるでしょう。
【金賞】
・あ
栃木県 林田 ショーン 龍二 34歳
メキシコとのハーフの方の作品です。
外国の方やハーフの方から数多く作品があったのですが、ほとんどが趣旨を理解しておらず、5・7・5の合計17文字で風情ある作品を送りつけてきたので、唯一ちゃんと1文字だった
この句を金賞にしてみました。意味はわかりません。
ただ一点言えるのは「あ」を「り」に変えるとさらになんか良くなると思います。
【大賞】
・そ
青森県 國浦 トミ 93歳
貫禄の一句ですね。90年以上生きてきた人生の深みがこの句から滲み出てます。
この句を詠んだ時の心情や理由や子供の名前も全て忘れてしまったそうです。
まさに達人の域です。ここまで洗礼された句を詠まれると言うこともなく審査員泣かせですが
ただ一点変えるようであれば「そ」を「り」に変えるとさらに達人感は増しますね。
いかがだったでしょうか?
皆様も来年はぜひ賞を取れるよう頑張ってください!
参考までに過去8年間の私の作品を掲載しますので参考にしていただければ幸いです。
2019年大賞作品 り
2018年大賞作品 り
2017年大賞作品 り
2016年大賞作品 り
2015年大賞作品 り
2014年大賞作品 り
2013年大賞作品 り
2012年大賞作品 り