ラジオの記憶

こんにちは。ラジオ大好きでかいカマキリです。

今でこそラジオが大好きでラジオを聴きながらでないと寝れない体になってしまったが、いつからラジオを聴くようになったのだろう。記憶を掘り起こしてみた。

 

初めてラジオと言うモノに触れたのはいつだったか。

 

僕が幼稚園の頃、父親がラジオでプロ野球中継を聞いていた。

毎日のように聞いていたわけではないが、時折ふとラジオを取り出しビール片手にラジオを聴いて一喜一憂していた。そんな父親が何故かカッコ良く見えた事を覚えている。それを真似して幼稚園から帰ってくると、ジュース片手に何の番組かも誰が喋っているのかも知らずにラジオを聴いていた。今思えば聴くフリをしていただけだろう。

 

これがラジオに関する一番古い記憶だ。

 

ラジオを聴くフリをするのもいつの間にか辞めてしまい、ここから十数年後、深夜ラジオにハマるまではラジオよりもテレビが大好きで、毎日のようにテレビに齧りつき、バラエティ番組ばかり見ていた。今回はラジオなのでテレビの話はまたいつか記憶の蓋が開いたときに。

深夜ラジオにハマったきっかけは『JUNKサタデーエレ片のコント太郎』を聴いてからだ。『JUNKサタデーエレ片のコント太郎』とは、エレキコミックさんとラーメンズ片桐仁さんのユニットがパーソナリティを務めるTBSラジオの番組である。

僕がこの番組と出会ったのは2012年の2月だったと記憶している。当時、僕は高校2年生だった。何に対してもやる気がなく、適当に学校に行き、すぐに自宅に帰り、テレビを見たりネットサーフィンをして日々を過ごしていた。お笑いがとにかく大好きだったのでお笑い番組を見漁ったり、お笑い番組を見漁ったり、そして時には、お笑い番組を見漁ったりと、お笑い番組を見漁ることに命をかけていた。そんな多忙な日々を過ごしていたら、同じくお笑い番組を見漁ることに命をかけている友人から、ラーメンズのDVDを半強制的に借りさせられた。そこでラーメンズのネタを見て「なんか不思議なネタをするし面白いな~」と思っていた。ラーメンズの存在は知っていて、かなりうろ覚えだが、小学校低学年の頃にオンエアバトルで見た記憶もあった。けど、ネタをしっかりと見るのは久々で、段々とラーメンズのネタのとりこになっていきDVDも買い漁っていた。そんなある日、ラーメンズについて調べていたら片桐さんがエレキコミックさんとラジオをやっているとの情報を得た。当時は、「エレキコミックとかいたなー。エンタとかメンBとか出てなー。明るいよとか言ってたな。」ぐらいしか思わず、とにかく片桐さんが何を話すのか死ぬほど気になっていた。今すぐにでも聴きたいと思ったが、僕の住む地域ではTBSラジオは受信できない。気になる、気になる、気になる...。気になったが最後、気付けばラジコプレミアムに登録していた。次の放送が楽しみで楽しみで「ラジオでもラーメンズみたいな空気なんだろうなー。知的な話をしそうだな!」とか思っていた。そして初めて放送を聴いた。

 

片桐「うんこが~...」

やつい「ちんこが~...」

今立「おっぱいが~...」

片桐&やつい&今立「ギャハハハハハハ!!!」

 

「なんだこれ!僕がイメージしていた片桐像が一瞬で砕け散った・・・。けど、めちゃくちゃ面白いな!」

 

あっと言う間の2時間だった。人生で一番早かった2時間だったかもしれない。それぐらい集中して聞いていた。そして僕は、うんこやちんこやおっぱいが好きと言うことに改めて気付かされた。くだらなすぎて面白すぎて「来週も聴きたい」その思いで聴いていたら5年経っていた。当初あった片桐=知的のイメージはすっかりなくなり、今では片桐=セックス&ゲームだ。そしてエレキコミックさんがとてつもなく面白い人たちと言うことにも気付かされた。

『JUNKサタデーエレ片のコント太郎』を聞いたことがない人はぜひ一度聞いてみてください。人間って全員100%うんこ、ちんこ、おっぱい好きですよね?じゃあエレ片も好きになるはずです。

 

ラジオを聴くフリをしていた頃から十数年後、20歳を超えた僕はビール片手にうんこ、ちんこ、おっぱいと流れてくるラジオを聴いています。父親のようにカッコ良くはないけど、悪くないよ。